【十二と時針シリーズ】丑二つ

目が覚めたとき、僕はどこかの狭い倉庫らしきの中にいた。らしき、というのは判断材料が乏しいことに起因するのだけれど、まあ居住スペースでないことは床を見れば一目瞭然だった。こんな砂塗れのざらついたところで、窓もなく、しかも蛍…

未完成

降水確率は十五パーセント。天気予報士が信用できない情報を読み上げる。 この天気予報士は外すことで有名で、巷では的中すれば天変地異が起きるなんて言われている。 でも見方を変れば、常に逆張りをすれば百発百中なのでありがたい。…